2024/04/24 15:52



▶ この記事では...

春を過ぎて気温が少しずつ上がってくると、ときには水出し冷茶を飲みたい気分に。この記事では水出し冷茶の作り方とアレンジの方法、保存、衛生、茶殻活用までをお伝えします。

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▶ 基本のレシピ

フィルターつきのボトルに、茶葉約10g+水道水1リットル。これらを数時間冷蔵するだけで水出し冷茶のできあがり。寝る前に仕込めば朝に飲むことができます。子どもに持たせる水筒にも使えますね。

・茶葉
極端に太い枝を使っているものでなければ基本的に何でも使えます。量はお好みで調節してください。細かいものほど味がしっかり出る傾向にあります。

・水
水道水のにおいが気になる地域の方の場合は、煮沸や浄水した水を利用しましょう。

かなりゆっくりとではありますが徐々に濃くなるので、お好みで茶葉を取り出してもよいですが、我が家ではたいてい飲み切るまで入れたままにしています。

静置したボトルでは下部の味が濃く、上部は薄いです。上下を返したり、ボトルをくるくると水平に回して中に渦をつくったりして、濃さを均一にしましょう。

以上が基本的な水出し茶のレシピです。

▶ アレンジ

・濃いめのパンチがある風味にしたい
耐熱性ボトルがあると便利です。
はじめに茶葉と熱湯を少し注ぎます。風味が出るよう少し待ってから冷水を注ぎ、これを冷蔵しましょう。

・より苦渋味を抑えた爽やかな風味にしたい
あらかじめ冷やしておいた冷水を使って冷蔵します。

▶ 保存

常温放置しないでください。熱湯を使わない水出し冷茶は、冷蔵していたとしても雑菌が繁殖して傷みやすいです。できるだけその日のうちに使い切りましょう。

▶ 衛生

市販されている多くのボトルは、その構造上、溝の多い部品を使っていることが多いです。洗い残しから水垢などが溜まりやすいので、ブラシなどをうまく使って清掃してください。
またボトル本体の底近くも手が届きにくいためうまく洗えず、同様に垢がつきやすいです。ご注意を。

▶ 茶殻

燃えるごみとして処分するだけでは勿体ないかもしれません。また、水分量のとても多い茶殻は焼却にとっての負担にもなってしまいます。

柔らかい煎茶などの場合なら食べることができます。調味料と合えてもよし、刻んで汁物、チャーハン、かき揚げに混ぜ込んでもよし。茶殻には水不溶性の栄養分がたくさん残されています!

ガーデニングや菜園をしている方なら、ぜひ堆肥として活用しましょう。そのまま敷いておくのもよし。ほかの生ごみと一緒に発酵させるのもよし。ご自身がやっていなくても、手製の堆肥を喜んで受け取ってくれる方が周囲にきっといるはずです。堆肥の作り方は調べれば様々な方法が見つかりますので、生活にあった方法を選択しましょう。

家庭で堆肥づくりに挑戦できるキットも販売されています。